一般社団法人フードバンクママトコは、食品物流を主な事業としてきた株式会社共同が、2021年に設立した非営利組織です。 企業理念である「共生社会に貢献する」を具体的に実践する非営利組織として設立されました。
共同が自らの事業で築いてきた物流ネットワーク、食品倉庫を利用することで、食品ロス削減に取り組まれる企業の支援をさせていただくとともに、経済的な理由で食事が保証されない子どもたちやその家族を支援する団体、子ども食堂、社会福祉法人、経済的な困窮者を支援する団体へ食品提供を行っております。
「どのような境遇の子どもたちも、食に困ることのない社会を実現したい。」
この想いが、私たちフードバンクママトコの活動の原点です。
経済的な事情や家庭の状況によって、毎日の食事に困る子どもたちがいる。そんな現実を目の当たりにしたとき、私たちにできることは何かを考えました。そしてたどり着いたのが、企業の物流機能を活かして“食のセーフティネット”を地域に築いていくという挑戦でした。
フードバンクの活動は、まだ食べられるにも関わらず廃棄されてしまう食品を、必要とする人々へ届ける仕組みです。しかし、そこには「保管が難しい」「温度管理が必要」「配送の手段がない」といった課題が多くあります。私たちは、母体企業の所有する3温度帯で受け入れ可能な大型倉庫や配送ネットワークを活用し、寄付食品の受け入れから仕分け、そして子ども食堂や福祉団体への届けまで、安心・安全な流通体制を整えました。
熊本県内3か所の拠点(合志市・菊池市・宇城市)を設け、地域の皆さまと協力しながら、支援を必要とする現場へ確実に食品を届けることを目指しています。
私たちの活動は、単に食品を渡すという行為ではありません。食を通じて、子どもたちに「見守られている」「応援されている」という安心感を届け、未来への希望を育むことだと考えています。
「もったいない」から「ありがとう」へ。私たちは、社会の中にある“分断”や“届かない”を少しずつつなげていく架け橋になりたい。すべての子どもたちが、当たり前のようにごはんを食べ、笑顔で過ごせる日常を守りたい。その想いを胸に、これからも地域の皆さまと共に歩み続けてまいります。
一般社団法人フードバンクママトコ
代表理事 山下 海南子
取り扱い総重量 |
寄贈企業 | ||
2024年度 |
12,980㎏ |
27社 | |
2023年度 | 11,360㎏ | 14社 | |
2022年度 | 8,000㎏ | 8社 |
2025年4月 日本フードバンク連盟 認証団体
2024年4月 日本フードバンク連盟 認証準備団体
2023年9月 一般社団法人 非営利化
2021年6月 一般社団法人フードバンクママトコ 設立
2021年2月 フードバンクママトコ準備委員会発足